対古軒(タイコケン)

好文亭に招かれた人が小憩したり、茶席に出る前静かに座して心気を整える等に使われた4畳半の室。
この部屋から茶室へ通じるナゲシに、烈公の歌を彫った円形の板額が掲げられています。
対古とは、凡河内躬恒(オオシコウチノミツネ)の、
「世をすてて 山に入(イ)るひと 山にても なお憂(ウ)きときは いづくに行くらん」という古い歌に対して烈公が、「世をすてて 山に入るひと 山にても なお憂(ウ)きときは ここに来てまし」と誇らしげに詠んだことから。
※「世をすてて 山に入るひと 山にても なお憂(ウ)きときは ここに来てまし」は、「山に入ってもなお落ち着かなかったら、静かなここ好文亭においで下さい」という意味です。